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アルコール依存者にとっての“一杯”の酒の意味

2007.06.10 (Sun)
 アルコール依存症の進行と特徴は、簡単にまとめるとこのようになる。

〔アルコール依存症の進行と特徴〕
 機会飲酒
  ↓
 習慣飲酒
  ↓  ←関連身体疾患
 精神依存
  ↓
 身体依存
 ↓  ↓
死亡  コルサコフ病・認知症

 私は「精神依存」に入り込んでいた。今の断酒中の身体の変化を観察しても、「身体依存」まで行っていたとは思えない。「離脱症状」がほとんどなかったから。

 断酒中の私が気をつけなければならないのはスリップ(再飲酒)だ。一杯の酒が生死を分けるといっても過言じゃない。

 アルコール依存症という病気のもっともこわい点は、一杯の酒が常に死と隣り合わせにあるということです。この病気の基本症状は、“飲酒をコントロールする能力を失っている”ことです。
…(省略)…数ヶ月あるいは何年も断酒したからといって治る──上手に飲めるようになる──というものではありません。何年やめていても、一杯を口にすると八十%の人が三ヵ月以内にもとの状態にもどってしまうと言われています。
 したがって、完全に断酒し、その生活を障害続けていくことこそが“回復”ということになるのです。


 断酒会会員の入会当時のことを思い起こした次の話は、アルコール依存者にとって「一杯の酒」がどれだけ切望されているものかを物語っている。

「私はあのころ、すでに自分の人生を投げていました。妻の顔は鬼のように見えていたし、優しく励ましてくれる同僚の言葉も耳には入りませんでした。私を慰め、心を安らげてくれるものは、一杯の酒以外になにもありませんでした。ただ酒だけが私の人生だったのです。私にとって、酒だけが唯一価値のあるものだったのです。酔っているときだけが『私』でした。酔いがさめてきたときの、あのなんとも表現できない不安と倦怠感がおそろしくて、また次の一杯をあおっていました。はじめのころは、これではいかん、なんとか酒をやめなければという気持ちもありましたが、それも一瞬のことで、次の瞬間にはもう酒に手を出していました。いつのまにか、酒をやめることを諦めてしまっていました。死とか生とか、もうそんなことさえ考える力もありませんでした。酔うことさえできれば、そんなことはどうでもよくなっていたのです。・・・」


 友だちに、断酒していることを言うとよく言われることがある:「へえ、酒やめたんだ。でもさ、飲み会とかそういう時は飲むんだろ?! それくらいは平気だろ。健康にも害はないさ。堅いこと言うなよ」
 だが、私はその手には乗らない。私はただの酒飲みじゃない。“酒に精神的に依存していた”のだ。「一杯の酒」の重みが違うのだ。一杯じゃ済まないのだ。「付き合いが悪い」とか「ノリが悪い」とかそんな子と思われて仕方がない。そういうことを言う人と居酒屋に行くのはひどく危険だ。自分の命や心身の快適さの方が何十倍も大事だ。

【参考・引用】
こころをはぐぐむ―アルコール依存症と自助グループのちから
今道 裕之
4885920655
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