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アルコールが勇気をくれる?!

2007.04.30 (Mon)
 アルコール依存は諸悪の“原因”ではない。“結果”だと思う。

 私はとても恐がり。他人、この世の中、そして、それらに囲まれて生きていくことにいつも大きな恐怖心を抱いていた。
 それでも生きていくとしたら・・・とにかく社会へ目をつぶって息を止めて飛び込んで行く。我慢して我慢して仕事の時間が過ぎたら、家へ、自分の中に逃げ帰っていく。苦痛を拭い去るのに、自分の体と心をアルコールで清める必要がある。それで、飲酒、飲酒、飲酒。日々この繰り返し。絶望的。

 この「恐怖心」さえなければもっと生きやすいのに、と何度思ったことか。ヒーロー者の映画や本を読んで真似して豪胆さを装ったり、アルコールの力を借りて無用な「神経過敏」を取り除こうとした。自分の「神経質」を軟弱な弱い人間と卑下した。
 次の言葉は「恐怖心」の本当の意味を教えてくれた。 

 人間にとっての恐怖心は、家の火災探知機のようなもの。「危険が近づいてくるぞ」と教えてくれる、とても便利な道具なのです。しかし、危険を探知しても、その「原因」を取り除こうとしなければ、火災探知機を止めて火事がおさまったと思うのと同じ。火災探知機が止まれば消防隊は来てくれませんから、問題の解決方法まで失ってしまうことになります。つまり、お酒を使って恐怖心を消すのは、火事が消えていないのに火災探知機を止めるのと同じことなのです。恐怖心の原因を取り除くこと、問題を根本から解決することを完全に拒否しているのです。


 確かに。恐怖心は必要なのだ。じゃあ、これに対しアルコールはどんな働きをしてくれるのか。

 高校生のときある音楽舞台で、一人で歌い回る役をやったことがある。イヤでイヤで仕方なかった。そこで本番当日、いわゆる「気付けの一杯」で、ワンパックの日本酒を舞台裏でグイとやったのを覚えている。これで無い「勇気」を振り絞れるのでは、と思ったのだ。
 もちろん、これは通常酒なんて飲んでいない時代の話だ。

 パイロットは計器が正しく作動していないことに気づけば恐怖心を感じます。同じように、人間はお酒で自分がだんだん無防備になっていくのを感じると、恐怖心が増します。そして、酔っ払って恐怖心を麻痺させることで、勇気が出たと錯覚するのと同じように、酔っ払って恐怖心が増すことによって、勇気がなくなるという錯覚に陥るのです。
 お酒は勇気を与えてはくれません。お酒は勇気を奪い去るのです!
 誰にでもわかることなのに、どうして酔っ払いにはわからないのでしょう? それは、生まれた時から「お酒を飲むと勇気が出る」と洗脳されてきたからです。
 でも、それは幻想です。お酒を飲んでも勇気や自信はつきません。反対に「自分には勇気も自信もない」と思い込んでしまうのです。


 「生まれた時から『お酒を飲むと勇気が出る』と洗脳されてきた」のだと思う。高校時代の一件はその証左だ。そしてその後の飲酒の習慣は、「『自分には勇気も自信もない』と思い込んでしまう」悪循環に陥らせたと思う。

 私は小心者だ。これがイヤだった。恐怖心がそうしているのだと思い、この恐怖心そのものを取り除くことばかり考えていた。恐怖心と戦い、これを打ち消す努力ばかりしていた。しかし、恐怖心は生きていく上で必要な機能なのだ。恐怖心はあって良いもの、あって当然のものであり、これと共存し利用していくべきものだったのだ。
 何をやっても達成感がなく他人事。経験が身にならなく、自信へと蓄積されていかない。私にはそんな感覚がある。それはアルコールでもらったと錯覚した「勇気」に基づいた人生を送っていたからなのかもしれない。

【参考にした本】
読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー
読むだけで絶対やめられる禁酒セラピーアレン カー Allen Carr 阪本 章子

おすすめ平均
stars感想
stars同意できない
stars私には利く
stars真のアル症者にとっては、如何なものか?
starsそうか、そう考えればいいのか…

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