アルコール依存を脱却しよう!!
どうして一度でも、一滴でも酒を飲んではダメなのか
「ちょっと酒を飲む」ということは、「ちょっと酒を飲む」ことを自分に許したのであり、実際にそうする人間になるということだ。
注意すべきは、「なる」というベクトルが発生していること。“私”は「ちょっと酒を飲む」人間に再定義され、この動きは再帰的な力を内包してる。「ちょっと酒を飲む」の「ちょっと」は、次の段階の「ちょっと」を生む。
飲む飲まない、少し飲むいっぱい飲むは程度の問題だ。しかし、裏の別のレベルでは決定的で、ほとんど不可逆的な質的変化を遂げている。「ちょっと」の再帰的な力は、複利の力にも似た天文学的結果をもたらす。それは自動的であり、つまり「依存」という状態を作出する。
最近感銘を受けた次の森祇晶の言葉は、同じ力学を言っている。
大きな損得で言えば、見えないところで手抜きをしないと決めてかかるほうが得なのである。冒頭に書いたように、仕事で飯を食いながらいろいろなことを学べるからだ。(森祗晶『ここ一番で腹をくくれるか』波乗社 1999年)
これをありがたいことと腹から思えれば、もったいなくて手抜きなどできなくなる。小さな手抜きを覚えれば、大きな手抜きがしたくなる。それが大きな得をしたように感じてしまう。
ちょっと飲むことを覚えれば、大量に飲みたくなる、大量に飲んでもいいと感じてしまう。飲まないことを「決めてかかる」ことが大切なのだ。
断酒して2年と数ヶ月
正直、いまだに飲みたい衝動は残ってる。
ただ、飲まないことが当たり前にはなっている。
つくづく、自分はアルコール依存だ(った)と思う。
アルコールを飲まないアルコール依存者として
胸を張って生きて行きたい。
もう少しで断酒1年経過
アルコールのない生活にもなじんできた。アルコールなしで年内のほとんどのイベントを通過し、ほんの少し“断酒力”に自信がついた。といっても、もちろんアルコールを一滴でも口にするつもりはない。そうしたら、元どおりのアルコール依存に陥るのは目に見えている。
常にストレスを貯めない生活を心がけるのが大事。ストレスの因子を徹底的に排除するか、すぐに発散すること。ストレスにやられたら、無理をせず、早い段階で心と体をやすめること。
年末年始の試練を乗り越えて
●社長にお酌されても飲まない!コツ
仕事納めの会社忘年会では、何度もお酌された。果てには、社長直々に。しかし、案外軽くこれを乗り越えることができた!!
コツは、まず大前提として、自分が酒を飲まない人間で、「私が酒を飲むことなんて有り得ようもない」という態勢から出発すること。
もう一つのコツは、お酌を忌避するよりは、むしろその行為そのものに気持ちを集中し、「お酌し合うことを大切なコミュニケーション手段ととらえる」ことだ。飲まないので、当然コップは満杯になるが、中身は器に捨てれば良い。それこそ、お酌相手の当人の目の前で捨てたりしたが、まったく問題にならないばかりか、喜んでくれる人もいた。
●今後の課題
案外危なかったのは正月。身内の打ち解けた雰囲気で、豪勢な料理をほおばりながら、酒好きが旨そうに、いつもより上等な美酒をクイクイあおる。これを間近で見るにつけ、一瞬一瞬ではあるが「飲みたい」という衝動がこみ上げてきた事実が2、3度あったことを告白しなければならない。
この気持ちの現実を否定してはだめだ。逆に、欲求が増大して私を振り回すことになる。
分析してみる。今回、欲求の対象の8割は、酒の食材としての旨味を味わいたい(今回は上等な日本酒)という“舌の欲求”、残りの2割が、アルコールによる“感覚麻痺への欲求”だったと思う。前者については、代替たる食べ物や飲み物をよく味わうことで転化することができる。後者については、もっと地でリラックスしていればその欲求自体が生じないと思う、身内の集まりなのだし。
ともかく、年末年始の“峠”を何とか越えた。断酒して9ヵ月たった今も、「アルコール依存者はやはりアルコール依存者」なのだということを再認識させられた、そのような経験になった。
酒を飲まないという不断の決意を当たり前のものにすることが、自らを「依存を抜けた」と“過去形”で語ることを可能にするのだ。
〔参考〕飲まない自分を創る基礎
読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー (ムックセレクト) | |
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ADDとして自分を見つめる~アルコール依存の原因か?!
「ADHD脳は『興奮すること』『ストレスをためること』を好む」 そう、その通り!! オレはそれだ。
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ADDの中でもタイプ的に私は、次の三つに関わるようだ。
タイプ2 不注意型ADD──集中が浅く、けだるげで、動作が遅く、意欲が鈍く、周囲からは「ぼんくら」「夢見屋さん」「ものぐさ」と言われることが多い。
タイプ3 過集中型ADD──注意の方向を切りかえるのがへたで、いやな考えをふり払えなくなる、困った行動のくり返しから抜けられなくなる、こだわりにとりつかれる、必要以上にくよくよ気をもむ、柔軟な発想ができない、反抗したり、理屈っぽく反論したりする人も多い。
タイプ5 辺縁系型ADD──集中が浅く、低レベルのうつ状態が常に続き、発想が後ろ向き(グラスに半分の酒を見れば「もう半分しかない」と考えるタイプ)で、何もかももうだめだ、何をしてもむだだという感覚に襲われることが多い。
私は、子どものころは、タイプ1。青年期以降はタイプ3とタイプ5を行ったりきたり。もしくは、タイプ3とタイプ5が並存している感じだ。
「ADDでありながら治療を受けていない若者や成人には、アルコールや薬物の乱用が非常に多い」という。特に、タイプ3(過集中型)ADDはアルコールを選ぶ人が多い。わたしはこれだ。
さまざまな対処法、気をつけることがのっているが、その多くは現在私もすでに実践している。
食事の注意やサプリメントの利用、ウォーキングの実践などは手探りで有効性をはかり、試してきた。また、モノや時間の整理法なども、ハウツー本を読むなりして意識的に生活へ取り入れてきた。必死の自己改造の結果、今は何とか社会生活を営むことができている。
対処法として私なりに実践しているさまざまなことが、この本にのっていて私の行動に当てはまっていることが、自分がADDなのだろうという確信を導く。驚きだ。
とりあえず、サプリの利用方法を上記の本に従い見直したい。現在飲んでいる、セントジョーンズワートやGABAなどのダウン系と一緒に、刺激系のチロシンやフェニルアラニンを併用しようと思う。チロシンなどはイライラを増すから避けていたが、タイプ3(過集中型)には両タイプのサプリの併用がいいようだ。このやり方は試していなかった。
また、私は高たんぱく低炭水化物を心がけているが、タイプ3(過集中型)に限っては逆の低たんぱく高炭水化物も考慮する必要があるようだ。ただ、タイプ5(辺縁系型)でもあるので、この辺りはバランスをとる必要がある。
アルコール依存者の悩み 飲み会の断り方
「酒のない人生」をはじめる方法 (アルコール依存症〈回復ノート〉 (1)) | |
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仕事をしていると、何かと飲み会に誘われることがある。その対処法として、大変参考になった。
依存症という病気とかしこくつきあうコツは、「いつも回復が第一」ということ。
どんな理由や都合よりも、回復が優先です。
仕事よりも、友人づきあいよりも、回復が優先。
見栄やプライドよりも、目標の達成よりも、回復が優先。
恋愛より、結婚より、家族や子どもより、回復が優先なのです。
それを見失うと、結局その他の大切なものもすべて、指の間から砂のようにこぼれ落ちていきます。
断酒して18年になる高野さんは、中小企業の人事部長です。
断酒まもない頃は一切の酒席を断りました。いまでは仕事上酒のある場に出なければならない場合、「30分で切り上げる」ことをルールにしています。どんなに誘われても長居はしない。30分を過ぎると座が乱れて危険になるから。
「回復を危険にさらすぐらいなら仕事を失うほうがまし」と腹をくくって考えてきましたが、結果的には無事、定年を迎えようとしています。
回復をすべての中心において、新しい生活をつくっていくことが大切です。
「回復が優先」と、酒席は断る、万一出席しても「30分で切り上げる」、はそのまま私の生活に取り入れたい。会費をフルで払っても、30分で出る──60分でもいいかな──のだ・・・。
うつ病・自殺からあなたを救う!
うつ病・自殺からあなたを救う!―体験者が語る具体的、実践的な対処法 | |
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実業家であった著者が書いた本書は、サブタイトル通り具体的で、実践的だ。
うつ病を引き起こす生活環境と、アルコール依存に陥らせるそれとは共通点が多い。鬱をまぬかれるために酒を飲み、アルコール依存になる人もいると思う。ある意味私がそうかも。
チェックシートもあるので、本書も大いに参考にしたい。
ADDとアルコール依存 生きにくさの原因か?
好きなことには集中できるのに、仕事になると集中できない人へ | |
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今の私は比較的社会に順応できるようになった。しかし、それは、必死で自分や自分の行動を分析し、普通の人が普通に出来る当たり前の行動を、さまざまなノウハウ本を読みまくって無理やりできるようにし、克服した結果だ。これまで自分の学習能力のなさ、基本的生活習慣上の欠陥には相当悩んできた。
私のアルコール依存の根底には、こうした「生きにくさ」がある。ADDとして自己分析し研究することは、アルコール依存等の対策の方途を増やすことにつながるかもしれない。私がADDかどうかはわからないし、このような病名によるラベリング自体に疑念はなくはないが、そのことはちょっと脇に置いておいて、しばらくADDを探って行きたい。
かれこれ断酒して半年が経った・・・
この間、仕事で完全徹夜したが、酒には結びつかなかった。「ストレス→アルコール」の思考回路ははずれてきたのかな。
油断ならないことも感じている。
今まで酒をあおってごまかしていた“地”の私が出てきている。神経質で、鬱で、不安いっぱいの私。中身はまだ何も変わっていない。
アルコール依存は、生きる上での諸悪の根源ではない。アルコール依存は、自分の生き方・考え方の結果だ。生きる態度の間違え、ゆがみが人をアルコール依存に陥らせる。
生活や生き方、考え方の根本を変え、あるいは少なくとも精神的な病気部分、ゆがみを克服し、その反射的な行動様式を変えないと、再びアルコール依存に陥ることは目に見えている。
今は認知療法的アプローチと、気持ちを落ち着かせる各種サプリとによってしのいでいる。
うつの時がつらい。このときはサプリを飲む量を増やす。アルコールよりはぜんぜんましさ!! 鬱のつらさと飲酒を別問題とし、対応することが大事。
とにかく、どんなことがあっても一滴のアルコールも体に入れない!! これを日々守り続けたい。
よく言うように、アルコール依存に1度でも陥った人、そういう傾向のある人は、「ほどよい飲酒」というは絶対に出来ない。これは体験的によく分かる。その通り。飲まないか、飲み続けて死ぬか、のどちらか。“一滴も”というのが大事。これを毎日続ければいいのだ。
GABA+テアニンセリーン+リローラでイライラを抑える
この気持ちを収めるのに、活躍したサプリの一つがこれ。


テアニンセリーン+リローラは、ストレスなどによる興奮状態から脳を鎮静状態に導く神経伝達物質であるGABA、抗ストレス作用をもつリローラ、a波を増加させ心身をリラックスさせる働きをもつアミノ酸の一種L-テアニンなどが配合された商品です。
これらの成分には快眠作用もあり、疲れすぎて夜もぐっすり眠れない、ストレスによる疲労などをかかえている方におすすめのサプリメントです。
とにかく落ち着く。ちょっと眠くなる。しかし、飲酒の回避には変えられない。普段は夕方に一錠飲む程度だが、気分が落ち着かない日はお昼前にも一錠飲んだ。流行のGABAもたっぷり入っている。
私はいつも「商品数1万点!専門家によるサプリメント店
